猿払村
プロジェクト
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- 頭と地球を守る。猿払を救ったホタテから生まれたHOTAMET
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
「猿払といえばホタテ」と言われるほど、国内でも最大級の水揚げ量を誇る猿払村。しかしながらその裏では、毎年約1万トンにもおよぶ貝殻が水産系廃棄物として発生。猿払村では長年にわたって処理方法を模索してきました。
そうした中、2022年12月にスタートしたのがホタテの貝殻を再利用した環境配慮型ヘルメット「HOTAMET(ホタメット)」のプロジェクトでした。
「ホタテの貝殻が頭を守り、地球を守る」ーー地域課題と社会課題を解決するプロジェクトの一翼を担った、猿払村役場伊藤 浩一 村長と建設課の新家拓朗さんにお話をうかがいました。
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- IoT推進で叶える3年目の実り。猿払で生まれたストーリーを育む
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
猿払に新しい産業をつくるため、2020年にスタートした施設園芸栽培調査研究事業。takibiconnectとしての取材は2022年で3回目です。
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- IoTの力で未来へ繋がる産業を。村民とともに創る「誇れる」作物
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
「いちごの産地として猿払村の名前が広がって欲しい」ーー雇用を増やし、人口減少に歯止めをかけるため、猿払村でIoT推進事業が始動。その第一歩として、いちご、葉物野菜の栽培(施設園芸栽培調査研究事業)が2020年にスタートし、未来に向けて大きな一歩を踏み出しました。
2021年の取材から1年。最新技術を駆使した野菜・いちごの栽培はより本格的な動きになっています。新たなメンバーも加わり、形を変えながら挑戦の幅を広げるIoT推進事業。地域おこし協力隊の塚田治幸さん、坂入亮兵さん、藤田旅人さん、企画政策課小高翔太さんにお話を伺いました。
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- 誰もが輝く村、猿払へ。地元愛を胸に挑み続ける地方公務員マーケター
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
ホタテ漁が盛んに行われる海と、酪農地の緑に囲まれた最北の村、猿払。ここには現在2,675人の村民が住んでいます。
「誰もが輝ける場所がある」
村民が輝く場所を守り、広げるため、猿払村役場は旗を上げ続けています。
この村で生まれ育ち、大好きな村のために挑戦を続ける一人の職員がいます。企画政策課の新家拓朗さん。猿払への愛と、活動に込められた想いを伺います。
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- 最北のイチゴの産地へ。新たな産業の歴史がはじまる
- 文:立花実咲 写真:原田啓介
日本全体の課題、人口減少。その減少速度は、地域によって違います。猿払村はホタテの稚貝放流事業によって雇用が安定し、人口の減り方はゆるやかになっています。
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- 獲り尽くして消えたホタテ。どん底から日本一の漁獲量を誇る村への復活劇
- 文:立花実咲 写真:原田啓介
「人間は神々と力を競うべきでない 人間は自然の摂理に従うべきだ」
この言葉は、オホーツク海をのぞめる道路沿いに建てられた「いさりの碑」に、刻まれています。
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事業者の想い
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- 漁師を守る、新しい漁業を。猿払・鮭鱒の果てなき航海
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
北海道の秋の味覚といえば、鮭。最北の村・猿払でも、毎年たくさんの鮭が遡上します。
この地で約60年にわたって水産業を営んできた鮭鱒(けいそん)株式会社。鮭と鱒をはじめとする漁をはじめ、寒風干しや鮭とばなどの加工まで手がけています。3代目として鮭鱒を引っ張るのは、「祖父の顔を潰したくない」と先代の想いを継いだ永井英俊さんです。
漁業関係者の冬の雇用をつくるため、新しい漁業のあり方を模索しています。
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- 猿払の歴史もまるごと届けたい。巡り会い、伝播する小松水産の想い
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
成功の裏側には必ずみんな苦労があるーー「ホタテの村」「年収の高い村」として、今では数多くのメディアに取りあげられる猿払村ですが、ほんの数十年前には想像を絶する苦悩時代を乗り越えていたのでした。
「猿払村が奮闘した歴史も一緒に届けたい」と語ってくれたのは水産業、土産・飲食店「さるふつまるごと館」を経営する小松水産代表の小松孝喜さんです。
猿払村の特産品ホタテをはじめ、牛乳やバターなどいくつもの商品を通して、猿払の魅力を発信し続ける小松さんの想いを伺います。
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- 猿払ならではの体験を。ヤマトさるふつ観光が紡ぐ地域のストーリー
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
「地元のものを使って、よそにないものを」ーー猿払村の食材を使い、アイデア溢れる商品を生み出す観光会社があります。1982年創業のヤマトさるふつ観光です。ホタテと牛乳を組み合わせた「さるふつ鍋」や「帆立のり」は、多くの人に愛され、メディアにも大きく取り上げられるほど。
土産店、レストラン、ホテルの運営も行うヤマトさるふつ観光ですが、もともとは小さなソフトクリーム屋さんから始まったといいます。約40年間に渡り、猿払村の「観光」を担う、ヤマトさるふつ観光会長 鳥谷部徹雄さんにお話をうかがいました。
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- 猿払ホタテの影の立役者。全国シェア10分の1を誇る巽冷凍食品の挑戦
- 文:立花実咲 写真:原田啓介
猿払の名物・ホタテ。1958年に禁漁になる危機に瀕しましたが、稚貝を放流して漁獲量を増やすことで乗り越え、今では指折りの産地の一つです。
「猿払といえばホタテ」というブランドを、日本中に浸透させてきた立役者の一つが、巽冷凍食品(株)。1952年に初代社長が、個人商店として立ち上げた企業です。
創業から約70年。現在では、国内で流通しているホタテの10分の1のシェアを誇るまでに成長しました。猿払のホタテの品質と信頼を守る、巽冷凍食品さんの3代目代表取締役社長・小山内賢一さんにお話を伺いました。
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- 猿払の看板でありたい。村で初めての農業法人「北の大地」
- 文:立花実咲 写真:原田啓介
かつて酪農といえば、何度も大量の餌やりをしたり、朝から搾乳したりと、体力が必要で忙しい仕事というイメージが強かったように思います。
動物と向き合う仕事ですから、今でも大変な部分こそありますが、テクノロジーの力を借りて効率化が進んできました。国が後継者不足を解消するため、設備投資の補助などを積極的におこなっていることから、IoT技術を取り入れやすくなっているそう。
猿払村の中でも、酪農の先駆者の一人として村で最初に法人化し、牛乳を生産してきた「北の大地」。その軌跡と、猿払で酪農を営む想いをうかがいました。
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- 笠井旅館の手作りプリン「さるっぷりん」は恩返しから始まった
- 文:立花実咲 写真:原田啓介
猿払村のお土産として人気の「さるっぷりん」。プリンを作っているのは、実は創業1927年の老舗旅館の女将さんなのです。
「なぜ旅館がプリンを……?」。筆者も、初めはそう思いました。
宿泊施設としての営業に加え、食堂も営んでいる「笠井旅館」さん。猿払取材最終日のランチをいただきながら、「さるっぷりん」誕生のストーリーを女将の笠井里恵さんに、うかがいます。
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- 村民の声から生まれた「さるふつ牛乳」実直に積み上げた30年間とこれから|猿払村畜産振興公社
- 文:立花実咲 写真:原田啓介
有限会社猿払村畜産振興公社が運営する、乳製品の加工場「牛乳(ちち)と肉の館」ができたのは、1990年のこと。当時、地域活性化を目的にした、一村一品運動がさかんで、各地に商品開発のための施設が次々に立ち上がりました。
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