獲るから育てるへ。自然と共存し挑戦し続ける村、猿払
「貧乏見たけりゃ猿払へ行きな」
かつて、そう揶揄されたまちは、起死回生をかけホタテの養殖に挑んだ。
戦後まもなく、天北炭田と林業によって栄え、
人口9,000名をほこった猿払。
古くから好漁場だったホタテは、濫獲により資源が消滅し
村民の暮らしは、困窮をきわめ、炭鉱の閉山を機に人口は半減した。
ホタテ以外に活路はないと、復興をかけ「獲るから育てる」へ
勇気をもって、大きな賭けにでた。
養殖事業は、功をそうし
日本一貧乏だった猿払は、豊かな地域へと変貌をとげる。
大きな挑戦をなしとげた猿払では、時代の変化のために
また新しい課題に直面し、挑戦が始まっている。
冷涼な気候を生かした作物づくりやIOT化。
どの世代にもやさしいまちづくりに向けて
現状に安住しつづけず、挑戦はつづいていく。