羽幌町
プロジェクト
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- 絶滅危機からの復活。まちをあげて取り組む、羽幌町海鳥保護の奇跡
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
オロロンラインに沿って海を眺めながら羽幌町へ向かう道中、大きなペンギンのような鳥のモニュメントが出迎えてくれます。羽幌町のシンボル「オロロン鳥(ウミガラス)」と呼ばれる海鳥です。
世界でも有数の海鳥の繁殖地である羽幌町。ですが、2000年代にはウミガラスの数が10数羽まで減少する危機的状況にありました。
「鳥を守るには“対自然”ではなく、“対人”で考えなきゃいけない」ーーそう想いを語ってくれた北海道海鳥センターの石郷岡卓哉さん。海鳥絶滅の危機から、復活までの道のりをうかがいます。
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- 赤ちゃん誕生の感謝を形に。「町の資源」が羽幌の未来につながる
- 文:三川璃子 写真:原田 啓介
生まれたばかりの赤ちゃんは、1日の大半を抱っこと「布団」で過ごします。それだけに赤ちゃんにとって、布団は大事なもの。
「羽幌に産まれて来てくれてありがとう」
そんな想いを形に、羽幌町では新生児に焼尻サフォークのめん羊布団をプレゼントする事業を行っています。かつては、産業廃棄物として捨てられていた焼尻サフォークの羊毛。この羊毛が、赤ちゃんも安心して使える町の資源になるまでには数々の試行錯誤が必要でした。
羽幌の子どもたちの未来を考え、資源を守り続けている緬羊工房の本間範子さんからお話を伺いました。
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事業者の想い
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- 父から娘へ渡すバトン。マリナシーフーズが羽幌の未来につなぐ海の宝石
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
ピチピチと元気に動く大量の鮭。午前7時、北海道・天塩(てしお)町で水揚げされた鮭は、次々とタンクに積まれていきます。取材でうかがった9月下旬は鮭漁のピークシーズンです。
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- 父の背中を追いかけて。梅月が守る懐かしい「羽幌の味」
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
小さい頃から慣れ親しんだ地元の味。昔から変わらない、あなたの思い出の味はありますか?
オロロンラインに面した羽幌町「御菓子司(有) 梅月」は、大正12年から受け継がれる老舗菓子店です。
お店に入ると、店主の小原健嘉さんと常連のお客さんが楽しそうに話していました。
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- 家族が手を取り合って守る。まるや渋谷水産がつなぐ羽幌の味
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
日本海を左に見ながら真っ直ぐ。石狩から稚内をつなぐオロロンライン。羽幌町に入ってすぐ、この道路沿いにひときわ車やライダーたちが停まっているお店があります。「北のにしん屋」(まるや渋谷水産)です。
羽幌産の魚を中心に各地で獲れる厳選された鮮魚が並ぶお店。市場の隣には、海鮮丼が食べられる食堂もあります。
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- 出会いとひらめきをつなげる。重原商店が切り拓く、水産業界の新たな道
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
甘えびやにしん、タコなどが獲れる海鮮の宝庫・羽幌町で、水産加工と仲卸を営む重原商店。3代目代表の重原伸昭さんは、商品開発や海鮮の自動販売機の導入など、常識にとらわれない新たな発想で、挑戦の輪を広げています。
「いろんな苦労もあるけど、めぐり会った人たちと交わりながら楽しくやっていきたい」と、笑顔で語る事業の背景には、出会いや仲間を大切にする重原さんの想いがありました。
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- 最北のうるち米で、幸せの輪を広げる。みなくるファームが紡ぐ想い
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
羽幌町は、うるち米が育つ北限の地。日本海の潮風に耐えながら力強く育つ羽幌のお米は、米の食味ランキングで最高ランクの「特A」をとるほどの品質の高さ。「米をおかずに米が食べられる」と言われるくらいです。
そんな羽幌のお米に出会ったことをきっかけに、自衛隊から農家へ転身し、米作りに勤しむ人がいます。農事組合法人みなくるファーム次期代表の本間友教さんです。「美味しい輪が大きくなれば、幸せも広がる」ーー羽幌のお米を守る物語がありました。
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- 漁師に甘えびを獲る喜びを。蝦名漁業部が守る羽幌の活気
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
全国甘えび漁獲量の7割を北海道が占め、その中でも水揚げ量トップクラスを誇る羽幌町。それを支えているのは、羽幌の漁師です。漁師たちが毎日約20時間もの間海の上に立ち、水揚げされた甘えびが食卓に届くのです。
そんな過酷な働き場に出る漁師たちに「甘えびを獲る喜びを感じてほしい」との想いで、甘えびの第6次産業化に取り組む蝦名漁業部。羽幌の活気を守るため、家族のために奮闘し続ける蝦名さんにお話を伺いました。
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