プロジェクト一覧
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- 平和の尊さを未来へ。稚内が目指す医療と子育て制度の充実
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
安心して子どもを産み、育てられる町へ。
45km先にはロシアサハリンが見える国境の町、稚内。ここでは、かつて他国との争いが身近にありました。当時の辛く悲しい出来事は、風化することがないよう、次の世代へと受け継がれています。
「これから生まれてくる子どもたちには同じ想いをして欲しくない」
誰もがすこやかに育つ環境づくりを目指し、稚内市では子育て運動や医療制度の充実を図ってきました。
一筋縄ではいかなかった、今日までに至る歩み。稚内が目指す「高齢者も子どもも輝ける未来」への取り組みについて、稚内市生活福祉部の高師さんと山川さんにお話を伺いました。
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- 稚内の誇り「稚内ブランド」を通して、心の距離を縮める
- 文:三川璃子 写真:原田啓介
日本海とオホーツク海の二つの海に囲まれ、なだらかな丘が広がる町。この雄大な自然から生まれた水産物や畜産物は、稚内を代表する産品として全国に届けられています。
「商品が手に届いた瞬間、その場で稚内を感じられるように」
時代の大きなうねりの中で、「本物」にこだわり守り続ける稚内ブランド。ブランドを立ち上げ、稚内のファンを増やす歩みにはさまざまな想いがありました。
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- 厄介ものが地域を救う? 自然エネルギーに懸ける街の未来
- 文:立花実咲 写真:原田啓介
「風さえ無ければね」。
稚内市に長く住んでいる人ほど、そんなふうにおっしゃるそうです。学校の運動会やお祭りではテントが吹き飛んだり、お弁当が散らかったり。屋外を楽しむのがままならないほどの強い風は、稚内の特徴でもあり、常に悩みの種でした。
今までは厄介ものだった風。これからは地域の未来を救う、最後の手段になるかもしれません。
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- 稚内は、はしっこではなく世界へ続く第一歩。紡がれる樺太との歩み
- 文:立花実咲 写真:原田啓介
稚内は、日本の最北の地。
ですが、かつて稚内よりさらに北に、日本の領土が広がっていた時代があります。
日露戦争翌年の1905年から、第二次世界大戦が終わる1945年まで、樺太(現在のサハリン)の南半分は、日本の国土の一部でした。そして稚内を玄関に、積極的な交流がおこなわれていたのです。
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