相互扶助の安心感がはぐくむ挑戦の土壌
アイヌ語で「切り立った崖」という意味を持つニセコ
羊蹄山と雄大なニセコ連峰に囲まれた美しい町は
国内外から多くの人が訪れる北海道屈指のリゾート地だ。
町を支えてきた農業と観光
その根底に流れるのは人々の中に宿る相互扶助の精神。
有島武郎がこの地に所有する農場を、小作人による土地共有を前提とし
無償開放したことから、想いは脈々と受け継がれている。
ひとりひとり個性の異なる人々が、お互いを尊重し助け合うことによって
心の安らぎと生きる喜びを実感できるまちは、
日本初のまちづくり基本条例を生み出し、
住民自治と、子どものまちづくり参加により
挑戦の土壌を育みつづけている。
人々の心に宿る安心感を土台に、
ニセコは小さな世界都市として
未来に向かって土壌を耕しつづけていく